刺さないはりで治す不思議な治療 
はり灸あうん 
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夜泣き

 
生後4か月から2歳らいまでに起こる夜間の睡眠障害です。
夜泣きは鍼灸が最も得意とする疾患のひとつです。
お困りの方は是非ご相談ください。

 
「原因」
この頃の小児はまだ睡眠のサイクルが完成しておらず、もともと眠りの浅い時間が多いうえに、深い眠りから浅い眠りに切り替わるタイミングで寝ぼけて起きてしまうことがよくあります。睡眠をコントロールしている大脳の前頭葉になんらかの問題があるのではと考えられています。
これが夜泣きですが、他の症状などが理由になって睡眠を阻害することがありますが、この場合は夜泣きとは少し分ける考え方もあります。
また、おっぱいを飲ませたり、抱っこすればすぐ泣き止む(いずれも一晩に2、3回程度)場合は夜泣きと言わない考え方もあります。
 
 
「治療」
夜泣きのある子のほとんどは肩やその周辺が緊張しています。この緊張が前頭葉に流れる血流の障害を起こしているとみて治療します。
治療は皮膚を特殊な鍼で軽く素早くさすることで気の流れがよくなり、緊張がとれて血行をよくします。痛みは全くなく、むしろ気持ちよいくらいです。
特に肩周辺のコリをとることを主目的にしつつ、全身の調整も同時に行います。肩が緩むかどうかが予後の目安になります。
 
「予後・治療間隔」
子供の体質や環境によって変化しますが、まずは3日くらい続けて治療をします。軽い子は睡眠によい変化がでてきます。それ以外の子供も10回くらいの治療でずいぶん改善します。それでも全く改善しない場合は単純な夜泣きではなく、身体の不調や精神の不調、環境などの問題をもう一度見つめなおす必要があります。
また、一度良くなっても成長の過程で再発することがよくあるので、予防や健康増進のためにも1ヶ月に1、2度くらいは治療することをおすすめします。
 
 

症例1

 
H君  6ヶ月 男性
初診日 平成22年3月
主訴 夜泣き
随伴症状 疳の虫、身体に力が入る
 
問診
夜は1時間から1時間半おきに目が覚める。
甲高い声を出して力を出してあばれる。
 
治療
首肩のこりが強く、頭に熱があったので、小児鍼で全身の流れと肩のつまりを良くし、太敦(肝の井木穴)にてい鍼で営気の補法をすることで頭の熱を下げる治療を行った。
 
経過
2回目 夜は2時間おきに起きていた。日中の機嫌はよかった。
3回目 夜の睡眠はとても良好
6回目 昼間もよく寝るようになり、機嫌も良くなる。
 
 

症例2

 
Aちゃん  10ヶ月 女性
初診日 平成22年1月
主訴 夜泣き
随伴症状 便秘
 
問診
生後5ヶ月くらいから夜泣きが始まる。1晩に3回~8回くらい起きる。おっばいを飲ませて10分~40分くらいで泣き止む。
便秘は硬い物を食べだした9ヶ月目くらいから。出ても固くてポロポロとした便。力んでも出ない。
 
治療
首肩のこりが強いが、便秘のために下腹部と仙骨のやや上あたりに熱感とつまりを感じ、この熱が夜泣きを助長している。
頭の良さそうな印象を受けるが、頭の回転が良い子は熱を持ちやすい。
治療は首肩、下腹、仙骨の反応をみて流れを良くすることと、大腸の働きを正常に戻し、便を出せるようするための治療を行う。
 
経過
2回目 治療後は便が良く出た。夜泣きは治療後は良かったがその次の日は同じ。
3回目 睡眠、便秘共に良好
4回目以降  その後は時々眠りの浅いときもあるが夜泣きで困るようなこともなく、便秘もほとんどなくなった。今は風邪の予防や体調管理で通院中。弟もできて元気いっぱいの利発な女の子です。(平成25年8月)