はり灸あうん 
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気管支喘息と冷え症状


症例1

 
Sさん  60代 女性
来院日 平成25年8月
主訴 気管支喘息、身体の冷え
随伴症状 左肩、首、肩甲骨の痛み、左ももの痛み
 
問診
以前から左半身の冷えがずっとある。他の症状も左に出やすい。
気管支喘息は特に秋口に調子が悪い。症状が起こりそうになると吸入器を使う。
2、3年前より左肩、首、肩甲骨周辺が痛む。動かすとごりごり鳴って、なぜか痰がでる。
人工関節を10年前(左)と4年前(右)に入れている。
 
診察と治療
脈診(手首の脈を使った診察法)では沈んで流れがわるいので気や血の停滞が強いので瘀血証(おけつしょう)とみる。水の停滞も多い。
 
鍼 
森本式銅てい鍼 右復留(ふくりゅう)、右陽池(ようち)に営気(えいき)を補う手技
※てい鍼は皮膚に接触するだけの鍼です。
※営気は血と一緒にめぐる気のこと
お灸 
膈兪(かくゆ)、左の首、肩、肩甲骨内縁、足三里(あしさんり)、三陰交(さんいんこう)
 
治療目的
鍼では血を動かすために水と気の流れを良くする。
お灸では凝っている部分の血流改善と、足三里で水の流れを、三陰交で冷えを改善。また、膈兪は八会(はちえ)穴のひとつである血会(けつえ)として血の病に有効"
 
初診
治療の後、少し身体が柔らかく感じた。
 
2回目 5日後
左首肩の凝りは減るが、夜に痛みがでることがある。
 
3回目 2週間後
首肩、背中の夜の痛みは無くなる。冷えも改善される。
 
4回目 6日後
少し寒くなって冷えを感じるが他の症状は回復
 
※以後は予防も含めて週に一度の割合で来院。秋口に出る喘息発作も起こっていない。冬になって左大腿部の冷えを感じるとのこと。
この方は長年の気の停滞による瘀血と、脾の運化作用が低下して津液の停滞を起こして関節や呼吸器の働きが低下していた。
まずは気血の運行を改善させるために営気の手法で巡りを改善し、後に脾蔵(ひぞう)の働きを良くして喘息や関節の働きが良くなるようにし、予防の治療を継続できれば鍼灸師としてこの上ない喜びである。